口腔外科
口腔外科
腔外科とは、口の中だけでなく、顎や顔など口の周囲の疾患を治療する診療科です。当院での治療内容は以下内容を初めとして、多岐にわたります。
● 抜歯(親知らず、埋伏歯)
● 口腔粘膜の炎症(口内炎)
● 顎関節症
● 顔の神経痛
● 顎顔面の外傷
この他にも
● 口の中の腫瘍(良性、悪性)
● 骨の中の膿瘍
● 顔の神経痛
● 顎の骨折
● 顎の形成手術
などがありますが、これらは精密な検査と入院治療が必要となりますので大学病院などの入院施設のある口腔外科を紹介します。
ご不安な点がありましたらお気軽にご相談ください。
一般的には親知らずの抜歯が多いです。
親知らずは必ず抜歯しなければいけないわけではなく、どちらがよいかは歯の状態を見て歯科医院で判断できます。
抜歯をした方が良い例
・親知らずが横向き、斜めに生えている
・上下に噛み合う親知らずがない
・親知らずがむし歯や歯周病になっている
・腫れや痛みを繰り返している
親知らずの抜歯は生え方によっても変わりますが一般的には30分〜1時間程度で、抜歯後数回の消毒で終了します。
費用は5000円程度ですが、神経と近い歯であり、事前に安全に抜歯できるかどうかCT検査(4000円程度)が必要です。
虫歯や治療途中の歯があたり口腔や歯肉に炎症が生じることがあります。
この場合は原因となる歯の治療をします。
歯を原因としない場合、「口内炎」と呼ばれるものが一般的で、舌、頬、唇などの口の粘膜に炎症が生じます。
口内炎は体の免疫が低下したりストレスなどでよく見られますが、軟膏を処方できますので、こまめに塗ることで早くよくなります。
口内炎や潰瘍は免疫疾患や腫瘍の初期症状でも見られることがあり、違和感があればまずは一度相談にこられることをおすすめします。
下記は顎関節症の3大症状といわれています。
・口を開けるとき、耳の前で音がなる
・口が開きにくい
・口を開けたり閉じたりするときに顎が痛む
顎関節は耳の前あたりにある関節です。噛み合わせなどが理由で関節円盤(軟骨)を支える筋肉に緊張が加わると、下顎頭の動きにあわせて関節円盤が動かなくなり、症状が現れます。その要因には、噛み合わせの不良のほか、顎関節そのものがもともと弱いなどといった構造上の問題、ストレスや不安などからくる顎の筋肉の緊張、外傷などもあると考えられます。 また、日常生活における習慣や癖、姿勢の悪さなど原因は様々です。
治療は痛みを抑える薬物療法、生活指導やスプリントと呼ばれるマウスピースのような器具の使用で顎にかかるストレスを軽減します。手術になる人は全体の1%程度です。
「顎顔面外傷」は、顔の皮膚・口の中の粘膜の損傷、顎顔面骨の骨折、歯の破折、歯の脱臼など顔面に負った外傷のことです。原因は、交通事故、作業中の事故、転倒、殴打など様々です。
負傷した部位にもよりますが、審美面での変化も問題となります。早期治療を行うことで機能・審美性の回復も可能ですので、お早めにご相談ください。